令和6年1月3日に新年恒例のヤマダ電機さん主催、上州将棋まつりを観戦してきました。
当日のスケジュールは以下の通りでした。
対局1〉:第7回 YAMADA女流チャレンジ杯決勝 (野原未欄女流初段VS磯谷裕維女流1級)
対局2〉:チーム上州 (藤井 猛 九段 ・ 三浦 弘行 九段 ・ 山田 久美 女流四段) vs
チームYAMADAチャレンジ杯(高見 泰地 七段 ・ 三枚堂 達也 七段 ・ 渡部 愛 女流三段)
対談1〉:新春記念トークショー 羽生 義治(九段 / 永世七冠)× 佐藤 康光(九段 / 永世棋聖)
対局3〉:新春スペシャル対局 広瀬 章人 九段 vs 中村 太地 八段
冒頭1月1日の能登半島地震で犠牲になられた方々へ黙とうし、羽生新会長の挨拶となりました。野原未欄女流初段と磯谷裕維女流1級の女流チャレンジ杯は素晴らしい対局で、すっかりお二人のファンになってしまいました。野原未欄女流初段は、史上初の女性「中学生名人」なり女流アマ名人を3連覇し、さらに倉敷藤花戦でベスト8になった逸材です。対する磯谷裕維女流1級も2023年9月にプロデビューしたばかりで2022年のYAMADA女流チャレンジ杯ではアマチュアながらベスト4になった期待の新人なんですね。詳しい展開はとても説明できませんが野原女流初段の序中盤の完璧な指しこなしと最終盤に見せた磯谷女流1級の「天使の跳躍」と「角のただ捨て」がとても印象的な一局でした。
チーム上州対チーム YAMADAチャレンジ杯 のリレー対局では、熟練のチーム上州に対し和気あいあいの同い年チャレンジ杯チームの恒例の組み合わせです。こちらは振り飛車穴熊対居飛車穴熊となりました。中村太地八段と野原女流初段の解説も相まって大変楽しい対局でした。午後から予定があったため、羽生会長と康光前会長のトークショーや広瀬九段と太地八段の対局を見れなかったのは残念ですが、今年もとても楽しい祭典でした。