+10運動　12月/2024

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令和4年の「国民健康・栄養調査」によると、男性の1日あたりの平均歩数は6,465歩、女性は5,820歩でした。これは、10年前の平成24年の調査時からそれぞれ男性674歩、女性437歩少なくなっています。さらに20年前の平成14年から比べると男女とも約1,000歩も少なくなっています。

厚生労働省がすすめている「アクティブガイド2023」では、1日60分、体を動かすことが推奨されています。その中でまずは手始めに今より10分多く体を動かす「+10（プラステン）」を実行しましょう。国立健康・栄養研究所の分析では、+10により「死亡リスクを2.8％」「生活習慣病の発症を3.6％」「がん発症を3.2％」「ロコモ・認知症発症を8.8％」低下させることが可能だと示唆されています。

できる事から無理なく実行することが大事です。職場では、エレベーターでなく階段を使う。30分デスクワークをしたら、ストレッチで少しの時間でもからだを動かす。家庭では、買い物は自転車や徒歩で。子供と公園で遊ぶ。など特別な事ではなく日常生活のちょっとした行動を変えるだけで効果があります。また、一度に10分ではなく、5分を２回、１分の活動を10回でも効果は変わらないと言われています。

１日10分歩く時間を増やすと約30kcalほど消費カロリーが増えます。1年間で約10,000kcalを消費できます。体重１㎏は7,000kcalに相当しますので1年間で1㎏から1.5㎏ほどダイエットの効果もあります。ただし、無理は禁物です。自分の体調と相談しながら無理の無い+10を目指してください。

参考資料・・・厚生労働省・「令和４年国民健康・栄養調査結果の概要［1.2MB］」

今月の一曲

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