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令和6年3月1日時点で日経平均株価が史上最高値を更新しました。また、2024年1月からNISAの制度が新しくなり、メディアでも多く取り上げられて耳にしたことがある方も多いと思います。ただ、興味はあるけれど、「よくわからない」「難しそう」「損しそうで怖い」などなかなかとっつき難いのも事実です。今月は「新NISA」について簡単にお話させていただきます。
＊あくまで概要説明です。詳しくは取扱い金融機関にお問合せください。
NISA制度は2014年から始まった「少額投資非課税制度」です。通常、株の売買で10万円の利益が出ると約2万円の税金がかかります。しかし、NISA口座を活用すると非課税になり2万円の税金が課税されません。2023年までは「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類に分かれていて使いづらい面がありましたが、2024年の新NISAから「一般NISA」と「つみたてNISA」が一本化され「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という名前で使いやすい制度としてスタートしました。
新NISAの主なポイント
- 非課税保有期間の無期限化: これにより、より長期的な投資が可能となります。
- 口座開設期間の恒久化: 新しいNISA口座は、無期限で利用できます。
- つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能: つみたて投資枠と成長投資枠を同時に利用できます。
- 年間投資枠の拡大: つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円、合計最大年間360万円まで投資が可能です。
- 非課税保有限度額の拡大: 非課税保有限度額は、全体で1800万円（成長投資枠は1200万円）です。
新しいNISAは、18歳以上の方に対して、投資信託や上場株式、投資信託などの投資対象商品に対して適用されます。これにより、より柔軟な資産形成が可能となります。
投資では価格変動により運用期間中に資産がマイナスになることもあります。しかし、目先の値動きに一喜一憂することなく長期的な目線が必要です。投資の基本である「長期・分散・積立」を心がけてください。
新しいNISAは、将来の資産形成に向けて魅力的な制度となっています。「資産運用」は、自分の持っているお金（資産）を預貯金や投資などの金融商品を利用して効率的に増やしていくことです。様々な商品がありますが、まずは、「つみたて投資枠」を活用しバランス型の商品を小額から始めてみる事をおすすめします。
