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4月は入学や就職、転勤など新しい環境への適応や人間関係の変化など、ストレスを受けやすい時期です。この時期のストレスや疲労が5月病の一因だと言われています。度合いは、人によって異なりますが、初期状況は「なんとなくだるい」「頭痛がする」などちょっとした変化から始まります。このちょっとした変化を放置していると本当にメンタルヘルス不調になってしまうことがあります。厚生労働省の令和4年「労働安全衛生調査」(実態調査)によると、過去1年間にメンタル不調により1か月以上休業した労働者がいた事業所の割合は13.3%にも上ります。ストレスは本人が気づかないうちに溜まっていきます。ストレスの原因を知っているだけで予防になることもありますので次の事を知っておいてください。
- 環境の変化: 希望の学校に入学できた、昇進して新天地に転勤になったなど、一般的には良いことも本人にはストレスとなります。周りからお祝いされて、それが重圧になっていることもあるかもしれません。希望がかなった自分にはストレスは関係ないと思わずに、だれでもストレスを感じることがあることを知っておいてください。
- 身体的な不調: 春は気温の変化が激しい季節でもあります。気候の変化に体がついていこうとして交感神経が刺激され体がストレスを感じて体調が崩れることがあります。全身のだるさやイライラ、不眠などが現れることもあります。
ストレスを軽減するために
- 休息や趣味: 適度な休息を取り、ストレスを和らげる時間を確保しましょう。自分だけの趣味に没頭できればストレス発散に最適です。
- 早起き:起床時に太陽を浴びると体内でセロトニンが分泌されます。セロトニンは幸せホルモンと言われています。セロトニンを多く分泌することで気分が安定し、今日も1日頑張ろうと思えるようになります。このセロトニンは太陽を浴びることや食事によって分泌することができます。
- 適切な運動: 運動はストレスを軽減する効果があります。激しい運動でなくストレッチや散歩など日常な運動でも副交感神経が働き十分効果があります。
*参考資料:厚生労働省HP、日本健康マスター検定公式テキスト