令和6年8月の台風10号が上陸し甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
災害はいつ起こるかわかりません。日頃からの準備が重要です。ペットと暮らしているご家庭はペットの災害対策についても忘れずにご準備ください。
ペットの災害対策
災害が起きたときに ペットの安全を確保できるのはあなただけです。いつ災害が起きても対処できるように、自宅の防災対策、しつけ、健康管理、迷子対策など、普段から備えておくことが大切です。
●住まいの防災対策・・・ペット同伴で避難できる避難所はまだまだ少ないのが現実です。自宅の防災対策をしっかりして自宅避難できる状況を確保することが重要です。
●ペットのしつけと健康管理・・・避難所で周りに迷惑を掛けないようなしつけと病気をもらわないうつさないための定期的なワクチン接種を心がけてください。
●不妊・去勢手術・・・混乱の中で不必要な繁殖や病気防止のために手術をしておきましょう。
●ペットの迷子対策・・・完全室内飼育だと首輪やマイクロチップは必要ないと考えがちですが、災害時にははぐれてしまう可能性があります。首輪、迷子札、マイクロチップなどを準備しておけば再会できる確率は格段に高くなります。
●ペット用の避難用品や備蓄品の確保・・・ペット用のキャリーリュックがあると避難の際に両手が空いて安全です。普段から慣れさせておけば、いざという時に役に立ちます。ペットフードや飲料水は食べなれたものを最低5日分は確保しておいてください。また、災害時は動物病院も被災してしまいますので常用薬なども少なくなる前に処方してもらっておいてください。
●避難所や避難ルートの確認・・・避難先までペットをつれて歩いていけるかなど普段からシミュレーションをしておきましょう。
●避難所以外の避難先やペットの預け先の確保・・・自宅避難が出来ず、避難所でもペットの受け入れが出来ないことも想定しておいてください。親類や友人など万一の際に預けられる先を確保しておくことも重要です。
●飼い主同士のコミュニケーションと地域での良好な関係の構築・・・災害時は自助だけでは不可能なことも多くなります。普段から地域、飼い主同士のつながりを大事にしましょう。
●携行できるペット情報・・・特に持病があるペットと暮らしている方は治療記録をまとめたノートなどを準備しておくようにしましょう。
*参考資料・・・環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」高松市「あなたとペットの災害対策ハンドブック」